2月20日(日)
市民大学トラム第2弾
「作曲家鈴木直己の大人の愉しい音楽授業」
を開催しました。
本日は第2回です。
音楽の起源のお話から、古代ギリシャ時代から中世ヨーロッパの音楽の
解説をしていただき音楽の基本知識をまなびました。
そこから学問としての音楽の話、
(音楽は実は理系の学問なんです!)
西洋人とは違う、日本人独特のリズム感の話、
最後に知って得するジャズのお話、
と内容盛りだくさんの講座でした。
音楽と宗教の関係のお話では、
その作曲のほとんどが宗教音楽、神にささげる曲であったバッハ。和音を最初に作ったとされています。
日本人は和音に出会ったのはなんと、明治維新以降。
それまでの新道、仏教も経典、非ハーモニーでした。
そういわれてみると、お経や祝詞は独特の音階、リズム、
メロディーだと感じます。
日本独特のものですね。
実際に皆さんに曲に合わせて手拍子をしていただきました。
多くの日本人は一拍目にパン、西洋人は2拍目(裏拍)にパンです。
これは農耕民族であった日本人、
畑を耕すときの鍬使いが影響しているのだとか。
一拍目で鍬を振り下ろし、2拍目で土を耕す...
遠い昔から現代の私たちに受け継がれている、
日本人独特のリズム感、間合いなのですね。
どのお話も大変面白かったです。
作曲は、その題材を深く掘り下げ理解しなければできないと思います。
その知識や経験、好奇心がすべて作曲に生かされているのだと感じました。
次回は3月6日(日)
「ほのぼの音楽会」です。
作曲家親子による音楽会です。
どうぞお楽しみに!!