「日本文学の歴史~ひとのこころのたねとして」の
全5回講座が始まりました。
講師は鈴木多香子先生です。
万葉から近代までの作家や歌人の作品から
日本語の豊かな言語や調べを味わいます。
今回が3年目となり
25名の受講生の皆さんも待ちに待った
人気の高い講座です。
第1回目は「山上憶良」です。
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万葉集には4,500首の歌が収められており、
圧倒的に恋の歌が多い中、
その中で山憶良上は、恋の歌を一首も歌わなかったといわれる
唯一の歌人です。
家族や子どもを思う歌を多く歌った山上憶良の生涯を、
いくつかの作品とともに解説していただきました。
今までの皆さんの中にある、山上憶良のイメージとは
違った一面を垣間見ることができたのではないでしょうか。
みなさん熱心に受講されており、
先生の興味深いお話しは
しばし万葉の世界にいざなってくれたようです。
今後の予定は
第2回 1月25日(木) 源氏物語「胡蝶」
第3回 2月8日(木) 藤原俊成の女
第4回 2月22日(木) 近松門左衛門「天の網島」
第5回 3月8日(木) 与謝野鉄幹
です。
どうぞお楽しみに。